Internet Explorer の歴史

最初の 15 年間

1990 年代初頭: 世界と Web

Windows 95 の Internet Explorer 1.0 Windows 95Internet Explorer 1.0

それは 1990 年代の初頭でした。 ファイルを送付する場合、クッション封筒でフロッピー ディスクを郵送するか、おそらく FAX を使用してドキュメントを送信することが一般的でした。 また、道順がわからないときは、地図を広げて確認しました。 電話番号を調べるときは、電話帳を探しました。 グローバルなインターネットを使用している人々は比較的少数でした。 しかし世界では、作業、通信、および情報検索の新しい方法として World Wide Web が受け入れられようとしていました。

1995: Internet Explorer 1.0 - オンライン接続

Internet Explorer 1.0

1995 年 8 月、Microsoft はダイアルアップ ネットワークおよび TCP/IP (伝送制御プロトコル/インターネット プロトコル) を組み込みでサポートするなど、インターネット接続のための重要なテクノロジを含む Windows 95 をリリースしました。

インターネットに対する人々の興味が高まる中で、Microsoft は Web ブラウザーと呼ばれるオペレーティング システムのアドオンを開発しました。 Internet Explorer が付属する Windows 95 がデビューすると、インターネットは多くの人々にとってアクセスしやすいものになりました。 さらに、Internet Explorer では、既存の多くのシェアウェア ブラウザーで必要であった手動によるインストール手順が不要になりました。 つまり、簡単にオンラインに接続できるようになったのです。

トリビア: Internet Explorer テクノロジは当初、Microsoft Plus! に含まれる Internet Jumpstart Kit として小売販売されました。 Windows 95 の場合、新しいコンピューターに Windows 95 と共にプリインストールされた状態で購入することもできました。

1995: Internet Explorer 2.0 - 拡大する要求

Internet Explorer 2.0
Internet Explorer 2.0 Starter Kit Internet Explorer 2.0 Starter Kit

1995 年 11 月、Microsoft は Macintosh および 32 ビット Windows の両方をサポートする最初のクロスプラットフォーム ブラウザーである Internet Explorer 2.0 をリリースしました。 最初にリリースされてから 3 か月以内に Internet Explorer は最も一般的なブラウザーの 1 つとなり、Windows 95 を使用する数十万のユーザーが Internet Explorer をダウンロードしました。

Internet Explorer 2.0 では、追跡機能を含めて、安全で多彩なメディアの Web サイトをデザインする機能を提供する新しいインターネット テクノロジ セットが Web 開発者およびデザイナーに提供されました。 また、HTTP Cookie、仮想現実モデリング言語 (VRML)、およびインターネット ニュースグループのサポートに加えて、Secure Socket Layer (SSL) プロトコルも導入されました。

トリビア: Internet Explorer 2.0 を使用して表示できる Web サイトには、Lycos や Yahoo! のほか、ケンブリッジ大学のコンピューター研究所でコーヒー ポットの入り具合を示した世界初の Web カメラである Trojan Room coffee pot などがありました。

1996: Internet Explorer 3.0 - オンライン コンテンツの新しい世界

Internet Explorer 3.0
Internet Explorer 3.0 Internet Explorer 3.0

1996 年 8 月、Microsoft は再構築された Internet Explorer テクノロジをリリースし、主要な Web サイトから無料のコンテンツを提供しました。 "ドット コム" や "オンライン" という言葉を日常会話やニュースでよく耳にするようになりました。 代表的なメディア企業は、Web での地位を確立し、新しいコンテンツをオンラインで提示しようと先を争いました。

Windows 95 用にデザインされた Internet Explorer 3.0 テクノロジでは、Internet Mail and News 1.0 や Windows アドレス帳などの先進的かつ有用で魅力的なコンポーネントを提供していました。 その後、Microsoft NetMeeting および Windows Media Player が追加されました。

このブラウザーでは、ヘルパー プログラムを使用しなくても、GIF ファイルおよび JPG ファイルの表示、MIDI サウンド ファイルの再生、およびストリーミング オーディオ ファイルの再生ができるようになりました。

Web 開発者にとっては、Internet Explorer 3.0 テクノロジはスクリプティング言語を選択可能な柔軟なプログラミング モデルを提供するものです。 さらに Internet Explorer 3.0 では、インターネット標準の急速な拡大に伴って、Web 開発者が簡単に拡張できるようにデザインされていました。 また Web デザイナーにとっては、カスケード スタイル シート (CSS) により、より予測のしやすい結果が得られるようになりました。 開発者は ActiveX により、マルチメディア効果、インタラクティブ オブジェクト、および洗練されたプログラムを使用して躍動的な Web サイトを作成し、当時の高品質 CD-ROM タイトルに比肩する使用感を提供することができました。

トリビア: Internet Explorer 3.0 は、最初のリリース後の 6 時間で 32,000 件以上のダウンロードが行われ、想定以上の需要により Microsoft では容量の追加を迅速に行うことが必要になりました。 そして最初の週末までに、100 万コピー以上のブラウザーがダウンロードされました。

1997: Internet Explorer 4.0 - Web の能力に対応する PC の能力

Internet Explorer 4.0
Internet Explorer 4.0 Internet Explorer 4.0

1997 年 10 月にリリースされ、Windows 95Windows 98、および Windows NT 用にデザインされた Internet Explorer 4.0 テクノロジは、大きな前進になりました。 Web 開発者にとって、ダイナミック HTML (DHTML) の追加は、Web デザインの次のステップを予告するものでした。 DHTML により、Web 開発者はコンテンツおよびスタイルをより細かく制御でき、以前にはソフトウェア アプリケーションによってのみ可能だった機能を利用できます。

突然、Web ページは対話的になり、メニューはクリックで展開し、イメージおよびオブジェクトは周囲にドラッグできるようになりました。 Web は、静的な一連のページというよりも、PC 上で実行するアプリケーションやゲームのようになりました。

トリビア: Internet Explorer 4.0 と共にリリースされたダイナミック HTML のコード名は Trident でした。 初めて登場した Microsoft Outlook Express 4.0 は当初、Internet Mail and News のアップグレードとしてインストールされました。 この組み込みのコンポーネントにより、ユーザーが電子メールやアドレス帳の送信、受信、および整理を行う方法が向上しました。

1998: Internet Explorer 5.0 - Web ライフスタイルの広がり

Internet Explorer 5.0

1999 年 3 月に Internet Explorer 5.0 テクノロジがリリースされ、開発者はより高度なデザインの Web アプリケーションを作成できるようになりました。 DHTML 機能が拡張され、Web 開発者が対話的な Web サイトを作成するための柔軟性と機能が高まりました。

パーソナル化は、DHTML に基づく Web アプリケーションの普及と共に重要な焦点になりました。 高度なアプリケーションが Web 上で見られるようになりました。 たとえば、ユーザーの設定に基づいて経費レポートを自動的に構成できます。 こうした拡張されたプログラミング機能により、Internet Explorer 5.0 テクノロジは新しい E コマース時代のさきがけとなりました。 Web は、ますます学習向け用途で使用されるようになります。

トリビア: 新しい Windows のラジオ ツール バーは、世界中の 300 以上のインターネット ラジオ局へのアクセスを可能にしました。

2001: Internet Explorer 6.0 - オンライン セキュリティおよびプライバシーへの取り組み

Internet Explorer 6.0

2001 年、以前のバージョンよりも機密性および信頼性が高く柔軟なテクノロジとして、Internet Explorer 6 が Windows XP と共にリリースされました。 顧客はプライバシーとセキュリティを優先するために、Microsoft は World Wide Web コンソーシアム (W3C) によって開発されているテクノロジである Platform for Privacy Preferences (P3P) をサポートするツールを実装しました。

Internet Explorer 6 のプライバシー ツールによって、ユーザーは独自のプライバシー レベルを設定し、インターネットを通じた個人情報の伝達を保護できます。 ユーザーは、自身のプライバシー設定に従って、5 つのプライバシー レベル設定から選択する (または信頼されているソースから設定をインポートする) ことができます。 この設定は、ユーザーがネットサーフィンをするときに、その大半が Cookie の配置から行われるさまざまな目に見えないイベントについて理解を深めるために役立ちます。

トリビア: Internet Explorer 6 は、業界で開発された Platform for Privacy Preferences (P3P) 仕様に基づいて、こうした信頼性の高いプライバシー ツールを搭載した最初のインターネット ブラウザー ソフトウェアです。

2006: Internet Explorer 7.0 - 信頼の構築

Internet Explorer 7.0
Internet Explorer 7.0 Internet Explorer 7.0

10 月 18 日、MicrosoftInternet Explorer 7 をリリースしました。オンライン セキュリティの脅威の増大およびその変化する性質に対応して、Internet Explorer 7 は悪意のあるソフトウェアおよびフィッシング攻撃を防御するために役立つ高度な保護機能を提供しました。 このブラウザーは、オンラインでより良く、より安全な意思決定を行うことができるように、ユーザーに質の高い情報を提供します。

Internet Explorer 7 は、検索、複数サイトの参照、印刷など、日々の作業を簡略化および迅速化する新しい外観と拡張機能を提供します。 このバージョンでは、ユーザーによるブラウザーの操作性を向上させるために、タブ ブラウズが導入されました。 ユーザーはタブを使って、1 つのブラウザー ウィンドウで複数のサイトを表示し、あるサイトから別のサイトに簡単に切り替えることができます。

また Internet Explorer 7 は、Active Directory グループ ポリシーの拡張サポートを通じて、エンタープライズに対するより強化された管理性を備えます。これにより IT 管理者は、ネットワーク内の各デスクトップにブラウザーを簡単に展開し、一元管理できます。

トリビア: Internet Explorer 7 では、開いているすべてのタブがひとめでわかるスナップショットを、1 つの画面で提示するクイック タブが導入され、より簡単で迅速なサイトの選択およびナビゲーションが可能になりました。

2009: Internet Explorer 8.0 - 安全性、速度、使いやすさ

Internet Explorer 8.0
住所からアクセラレータを使用して地図を表示住所からアクセラレータを使用して地図を表示

2009 年 3 月、Internet Explorer 8 がリリースされました。 このブラウザーは、25 の言語で使用可能であり、オンラインの安全性について高まる懸念に対応して再び最先端のセキュリティ機能を搭載しました。 Internet Explorer 8 は、強化されたセキュリティおよびプライバシー保護を提供すると共に、市場で最速のブラウザーの 1 つです。

Internet Explorer 8 では、検索、地図の表示、共有など、Web での一般的な作業を完了するためにかかる時間が短縮されます。 ユーザーが表示しているページから Web ベースのサービスを直接利用可能にすることにより、一般的な作業をオンラインでより迅速かつ簡単に実行することを可能にするアクセラレータなど、新しい機能が時間の節約に役立ちます。 単語または語句を右クリックするだけで、直ちに地図の表示、電子メールによる送信、または共有を行うことができます。

さらに、視覚的で詳細な情報の揃った視覚的な検索候補により時間を節約できるようになりました。

トリビア: Internet Explorer 8 で導入された Web スライスは、ドーリー パートンさんも利用しています。 Web スライスは、お気に入りバーに表示され、お気に入りの Web サイトからの更新情報を提供します。

2011: Internet Explorer 9.0 - 快適な Web

Internet Explorer 9.0
Internet Explorer 9 は Web 中心に作られています Internet Explorer 9 は Web 中心に作られています

2011 年、Internet Explorer 9 がリリースされます。 このバージョンは、定評のあるプライバシーおよびセキュリティ機能に基づいて構築されており、パフォーマンスおよび Web サイトの最適な表示に焦点を合わせています。 最新 PC のマルチコア プロセッサの処理能力を活用し、Windows 7、新しいユーザー体験、そして HTML5 などの最新の標準をサポートする Internet Explorer 9 は、それ自体が PC アプリケーションのように感じられるリアルなサイトを作成するために役立ちます。

Internet Explorer 9 では、Web サイトの描画により多くのピクセルを充てることができ、サイトの外観を最適に表示できます。 ピン留めされたサイトにより、最初にブラウザーを開かなくても、Windows タスク バーから直接お気に入り Web サイトにアクセスできます。 ジャンプ リストは、ブラウザーを起動しておかなくても、よく使用する Web サイトに迅速かつ簡単にアクセスできる方法です。 開発者がジャンプ リスト機能を作成したピン留めされたサイトでは、新しい電子メール メッセージの作成、受信トレイのチェック、音楽ステーションの変更、友人の招待の受け入れ、または最新ニュースの表示をすばやく行うことができます。

ある作業を実行するために、複数の Web サイトまたはページを使用することが必要になる場合は少なくありません。 ブラウザーからタブをドラッグして分離し、Aero スナップを使用することにより、2 つのサイトまたはページを左右に並べて表示することや、異なる Web サイトの製品を比較すること、電子メールを読みながらビデオを視聴すること、旅行案内を読みながら地図を確認することなどが可能です。

分離タブを使用すると、2 つのタブを並べて表示できます分離タブを使用すると、2 つのタブを並べて表示できます

Internet Explorer 9 は高速です。 パフォーマンスの大幅な向上を実現するために、最新の PC ハードウェアを活用するように構築されています。 また、高い信頼性を持ちます。 SmartScreen フィルターを統合する最初のダウンロード マネージャーは、よく知られているファイルに対する不必要な警告を回避するのに役立ち、より高いリスクが存在する重大な警告を表示します。 アドオン パフォーマンス アドバイザーは、アドオンにより閲覧セッションの速度が低下する場合にそれを通知します。

トリビア: タブの分離機能、自動クラッシュ回復機能、および新しいタブ回復機能によって、Web サイトが正しく機能していない場合でも、情報を損なうことなく、ユーザーは閲覧を続けることができます。

今後は?

リアルな Web サイトおよびアプリケーションの基礎となる Internet Explorer の次期バージョンが開発中です。 人々は、PC でのほとんどの時間を Web の閲覧に費やしています。 PC と Web の間の境界線はあいまいになっています。 再び世界が変化する時期が近づいているように思われます。


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