驚異的なメディア体験、モバイル オフィス、あるいは信頼性の高い毎日のホーム コンピューティングなど、どのような機能を求めている場合でも、完全な機能を実現するノート PC を手に入れることが可能です。その可能性は測り知れません。
この購入ガイドは、お客様の選択肢を分類するのに役立ちます。ここでは、ノート PC の速度を高める要素や、USB、DVI、および VGA の違いなどの基本事項をまとめています。また、簡単なノート PC 仕様チェックリストについてもまとめています。これを印刷して店頭に持っていったり、オンラインで購入する際に参照したりできます。
ネットブックを購入する場合は、「最適なネットブックを探す」を参照してください。
速度
PC のプロセッサ (CPU) とシステム メモリ (RAM) によって、PC の処理速度と、1 度に並行して快適に実行できるプログラムの数が決まります。RAM の測定単位はギガバイト (GB) で、多くの RAM が搭載されていると、コンピューターは高速で、応答性が高くなります。強力な CPU には、複数のコア (シングルではなくデュアルまたはクアッド) が備わっており、処理速度が速くなります。CPU の測定単位はギガヘルツ (GHz) です。最近の標準的なノート PC には、2 GB の RAM と、1 GHz のデュアル コア プロセッサが搭載されています。より強力な PC には、4 GB の RAM と、2.8 GHz のクアッド コア プロセッサが搭載されている場合があります。
また、多くのノート PC には、デスクトップ PC のプロセッサと比較して少ない電力を使用するために特別に設計された、モバイル プロセッサが搭載されています。このプロセッサは、ノート PC のバッテリの持続性に大きな影響を及ぼします。
速度に関するもう 1 つの考慮事項として、32 ビットまたは 64 ビットのどちらの CPU が必要かを検討する必要があります。一般的に 32 ビットの CPU で十分ですが、64 ビットのシステムでは、4 GB 以上のより多くのメモリが使用でき、本格的なゲームや専門的なビデオ編集に適しています。Windows 7 には、64 ビットと 32 ビットの両方のバージョンが搭載されていますが、64 ビット バージョンを実行するには、64 ビットの PC が必要です。それだけではありません。「64 ビット Windows の謎を解明する」を参照してください。
この表では、さまざまなノート PC における RAM と CPU の仕様について示しています。
|
PC タイプ
|
RAM
|
CPU
|
|
ネットブック
超小型、基本的な機能のみ搭載
|
1 GB 以上
|
1 GHz 以上のシングル コア
|
|
オールラウンドのノート PC
電子メール、インターネット、電話
|
2 GB 以上
|
1 GHz 以上のデュアル コア
|
|
どこでもオフィスに
ポータブルでパワフルな機能
|
2 GB 以上
|
1 GHz 以上のデュアル コア
|
|
モバイル スタジオ
専門的なビデオ編集が可能
|
3 GB 以上
|
2 GHz 以上のデュアル コア
|
|
どこでもムービー
高解像度とシアター サウンド
|
2 GB 以上
|
2 GHz 以上のデュアル コア
|
|
強力なゲーム機能
本格的な速度とグラフィックス
|
4 GB 以上
|
2.8 GHz 以上のデュアル コアで、 場合によっては 64 ビット
|
ストレージ
ハード ディスクは、プログラムから写真まで、あらゆるデータを保存する場所です。最近のほとんどのノート PC には、十分な記憶装置の容量が搭載されており、60 ~ 100 ギガバイト (GB) の容量が基準となっていますが、一部のネットブックではこれより少ない場合があります。これは、写真、音楽、ドキュメント、わずかな量のムービーに適しています。
この表は、さまざまな用途に応じて必要なストレージの量を示しています。
|
PC タイプ
|
一般的なストレージ
|
|
ネットブック
超小型、基本的な機能のみ搭載
|
32 ~ 100 GB 以上
|
|
オールラウンドのノート PC
電子メール、インターネット、電話
|
60 GB 以上
|
|
どこでもオフィスに
ポータブルでパワフルな機能
|
150 GB 以上
|
|
モバイル スタジオ
専門的なビデオ編集が可能
|
350 GB 以上
|
|
どこでもムービー
高解像度とシアター サウンド
|
250 GB 以上
|
|
強力なゲーム機能
本格的な速度とグラフィックス
|
350 GB 以上、7200 RPM
|
ソリッド ステート ドライブ (SSD) は、すべての可動部品を排除してフラッシュ メモリを使用した新しいタイプのハード ディスクです。このドライブはより高速で軽量、しかも電力消費量が少なくて、衝撃からの耐久性にも優れていますが、標準的なハード ディスクと比較するとかなり高価です。最も高価な SSD 以外は標準的なノート PC のハード ディスクより小型のままですが、将来は変更される可能性があります。
最後に、バックアップの作成について心に留めておく必要があります。Windows 7 の「バックアップと復元」で、設定を行うだけです。つまり、Windows によって、選択したすべてのフォルダー、ライブラリ、ドライブのデータが自動的にバックアップされます。また、貴重なデータを、CD、DVD、USB フラッシュ ドライブ、外付けハード ディスクにコピーしたり、あるいは Windows Live Skydrive などのオンライン サービスにアップロードすることができます。重要なことは、安全な場所にデータのバックアップを取ることを忘れないことです。
スクリーン
大きなスクリーンは、映画を観たり、開いているウィンドウで多くの操作を行う場合に便利です。通常、14 インチ以上の大きなスクリーンは、解像度 (表示されるピクセルの数で、画像の鮮やかさが決まります) が高いことを示します。しかし、ノート PC を頻繁に外出先に持ち出す場合には、スクリーンも小さいほうが良いでしょう。スクリーンのサイズは、ノート PC とバッテリ寿命の両方において主な要因となります。
映画やゲームを目的として PC を使用するユーザーが増えてきているため、ワイドスクリーンの PC は、最近では人気が高くなってきています。ワイドスクリーンの PC は、2 つのドキュメントを並べて比較する場合にも便利です。しかし、標準的なスクリーンでは、ノート PC のサイズと比較して、より多くのスクリーンの「不動産」が使用できるため、標準的なスクリーンを愛用し続けるユーザーもいます。
マットか、あるいは光沢かに関する大きな議論も存在します。鮮やかで、ガラスのように光沢があるスクリーンを好むユーザーもいますが、一方で光沢のないマットな質感を求めるユーザーもいます。
重量
ノート PC はどの程度の重さであるべきでしょうか。その質問に対する答えは、PC で何を行うのか、コストはどの程度か、外出先に持ち出す頻度はどの程度か、などの状況によって異なります。
高パフォーマンスのゲーム操作を行う場合、15 ポンド (約 6.8 kg) までの重量が考えられますが、空港で使用する場合には不向きです。最も軽量なネットブックは、3 ポンド (約 1.4 kg) 以下ですが、電力やパフォーマンスにおいても劣ります。したがって、多くのユーザーはその中間地点において自分に適した PC を探し出します。標準的なオールラウンドのノート PC の重量は、5 ポンドから 7 ポンド (約 2.3 kg~3.2 kg) です。
ノート PC の中には、より小さなスクリーンとキーボードを使用して軽量化を実現しているものがありますが、ハイエンドの「薄型で軽量」モデルをフルサイズで提供しているものもあります (軽量のネットブックをお求めの場合は、「最適なネットブックを探す」を参照してください。小さなスクリーンとキーボードが備わった一般的な外観のノート PC が最も安価であるのに対して、このように薄型でスタイリッシュなノート PC はよりコストがかかることがあります。
キーボードとプリンター
ノート PC には、大抵の場合トラック パッドかポインティング スティック (キーボードの中心に位置している小さな点で、イレイザーヘッドとも呼ばれます)のいずれかが備わっています。まれに、両方の機能が備わっていることもあります。どちらを選択するかは個人の好みによりますが、PC にマウス (ワイヤードまたはワイヤレス) を追加すると操作がより快適に行えます。
キーボードのサイズ (場合によってはレイアウト) は、ノート PC のサイズによって異なります。小さいキーボードでは使いづらい場合もあるので、購入前に実際に試してみることをお勧めします。この時に、キーの間隔や、キーが固いか、あるいは「カタカタする」か、などといったキーボードの感触について、納得がいくかどうかについても確認できます。
バッテリ
ノート PC を家から持ち出す必要がない場合、バッテリについて心配する必要はありません。ただし、PC を携帯することがある場合は、購入前に仕様を確認してください (また、規定されているバッテリ寿命が、延長した寿命ではなく、製造元の標準的なバッテリを指していることも確認してください)。スクリーンが大きくてプロセッサが高速の場合、バッテリが切れるのも速くなります。たとえばこれは、ゲーム、映画鑑賞、ワイヤレス ネットーワークへのアクセスなどの特定の使用に関して言えます。
購入のプロセスにおいては、ほとんどの場合バッテリを増加してアップグレードできます。電源に接続しないで、どうしても長時間使用する必要がある場合には、追加のバックアップ バッテリを入手することもできます。ただし、バッテリを増加したりバックアップ バッテリを備えた PC は重くなる場合があるためご注意ください。詳細については、「バッテリ電源を節約する」を参照してください。
グラフィックス
ビデオ カード (グラフィックス カードとも言います) によって、コンピューターの視覚性が決まります。ノート PC の内部には、デスクトップ PC でほとんどの場合見つかるビデオ カードのスペースがありません。その代わり、コンピューターに組み込まれているグラフィックス プロセッシング ユニット(GPU) に依存しています。このような組み込み GPU は、統合グラフィックス、または専用 (分離) グラフィックスのいずれかで提供されます。
統合グラフィックスは低価格ですが、一般的に専用グラフィックと比較して強力ではありません。このグラフィックスは多くのノート PC においてプレミアム オプションです。統合グラフィックスは、ほとんどの使用に適していますが、ゲーム、高解像度のビデオ編集、グラフィックス中心のその他の作業に対しては、専用グラフィックスが最適です (一部の Windows 機能に必要な場合があります。詳細は、「Windows 7 システム要件」を参照してください)。
オペレーティング システム
Windows 7 は、さまざまなエディションで提供されています。Windows 7 Home Premium には、PC で最先端のエンターテイメントを楽しめる機能が備わっており、Windows 7 Professional および Ultimate には、より多くの電力と多用途性に向けたプレミアム機能が加わります。最適なエディションが決められない場合、Windows 7 のエディションを比較して、システム要件を確認するか、Windows 対 Windows で、Windows 7 とご使用の Windows のバージョンを比較してみてください。
ポート、カードおよびワイヤレス
キーボードの USB ポートや、HDMI ポートなどの、すべてのデバイスとアクセサリを接続するための十分なポートがあることを確認してください。そうすると、高精細ビジュアルで HDTV スクリーンを見ることができます。また、メモリ カード スロットや、Wi‑Fi や Bluetooth などのワイヤレス接続、また場合によっては TV チューナーなどについても考慮する場合があります。そうすればケーブルまたは TV アンテナを PC に接続して、DVR として使用することができます。PC でテレビ番組を録画する方法についての詳細は、「Windows Media Center でテレビ番組を録画する」を参照してください。
多くのノート PC には、書き換え可能な DVD ドライブが搭載されていますが、最近ではブルーレイ ドライブが一般的になりつつあります。ネットブックにはほとんどの場合オプティカル ドライブが含まれていないため、ウルトラポータブルをお求めの場合はこのことを考慮しておく必要があります。
次に、一部の一般的な接続と、用途に関するリストを示します。
|
ポートまたは接続
|
用途
|
|
USB
|
キーボード、電話、音楽プレーヤー、外付けハード ディスク
|
|
イーサネット
|
ブロードバンド モデム、ネットワーク
|
|
VGA
|
外部モニター (アナログ)
|
|
DVI
|
外部モニター (デジタル)
|
|
HDMI
|
HDTV/ブルーレイ ビデオを高解像度モニターに送信します。ビデオ信号とオーディオ信号 を送信します。
|
|
Firewire
|
ビデオ カメラまたは 外付けハード ディスクからの高速データ転送。
|
|
メモリ カード スロット
|
SD やコンパクトフラッシュのような、 写真、ビデオ、音楽などを保存するカード。
|
|
PC カードおよび ExpressCard
|
PC カード ポートは多くの場合 USB ポートに置き換わっています。ExpressCard はマルチタスク ポートで、さまざまな接続機器に対応し、USB ポートより高速です。
|
|
Wi‑Fi
|
ワイヤレス ネットワーク アクセス:「B」は最も遅く、「g」はそれより高速で、 「n」は最も高速です。
|
|
Bluetooth
|
Bluetooth の対応デバイス向けのワイヤレス接続のタイプ (ヘッドセット、マウス、スマートフォン、プリンターなど)。
|
|
WWAN
|
携帯電話をインターネットに接続するのに 使用します (月額料金)。
|
購入する準備はできましたか?「ノート PC 仕様チェックリスト」をご確認ください。