バックアップの保存に適した場所

バックアップの保存場所は、使用できるハードウェアや、バックアップに保存する情報の内容によって異なります。柔軟性を最大限確保するには、外部ハード ドライブに格納することをお勧めします。

次の表に、Windows バックアップでサポートされているバックアップ先の種類と、それぞれの長所および短所を示します。

格納先の種類 長所 短所
格納先の種類

内蔵ハード ドライブ

長所
  • ハード ドライブは比較的安価であり、オペレーティング システムに問題が発生しても影響を受けません。新しいコンピューターを購入し、既存のバックアップ用ディスクを引き続き使用したい場合は、そのハード ディスク ドライブを新しいコンピューターに取り付けて使用できます。

    • 別のハード ドライブを使用することと、別のパーティションを使用することは同じではありません。同じドライブ上にある別のパーティションにバックアップを格納することはできますが、そのドライブが故障した場合はバックアップも失われる可能性があります。

    • また、Windows がインストールされているドライブと同じドライブに、ファイルをバックアップしないでください。コンピューターのウイルス感染やソフトウェアの不具合によって問題が発生すると、場合によっては回復のためにディスクの再フォーマットと Windows の再インストールが必要になり、バックアップ データが失われる可能性があります。

  • 内蔵ハード ドライブは持ち運びできないため、破壊や損傷の可能性が少なく、他のメディアよりも安全性が高いといえます。

  • 内蔵ハード ドライブは、外部ハード ドライブやリムーバブル メディアと比べて効率性に優れています。

短所
  • コンピューターにハード ドライブが 1 台しか内蔵されていない場合は、自分で増設するか、誰かに増設を依頼してください。

  • コンピューターに問題が発生しても、ドライブを別のコンピューターに移設して使い続けることは可能ですが、新しいコンピューターに取り付ける方法を知らない場合は誰かに作業を依頼する必要があります。

  • ハード ドライブがコンピューター本体に内蔵されているため、取り外して別の安全な場所 (耐火金庫など) に保管することはできません。

格納先の種類

外部ハード ドライブ

長所
  • 外部ハード ドライブは、USB ポートを使用して簡単にコンピューターに接続できます。

  • 外部ハード ドライブには大量の情報を格納できます。200 GB 以上の容量がある外部ハード ドライブの使用をお勧めします。

  • 外部ハード ドライブは、コンピューターとは別の場所 (耐火金庫など) に保管でき、バックアップを保護する場合に役立ちます。

短所
  • バックアップの実行がスケジュールされている場合、外部ハード ドライブをコンピューターに接続し、使用可能な状態にしておく必要があります。安全のためハード ドライブを別の場所に保管している場合は、スケジュールされたバックアップ処理が始まる前に保管場所からドライブを取り出し、コンピューターに接続することを忘れないでください。

格納先の種類

書き込み可能 CD または DVD

長所
  • 最近のコンピューターの多くは CD または DVD 書き込み用ドライブを内蔵しています。

  • CD と DVD は比較的安価であり、多くのデパートや電器店などで容易に入手できます。

  • CD や DVD は、コンピューターとは別の場所 (耐火金庫など) に保管できます。

短所
  • スケジュール設定されたシステム イメージ バックアップを CD や DVD に保存することはできません。

  • データの量によっては、バックアップが複数枚の CD または DVD に分割され、保管や状態の管理をまとめて行う必要があります。

  • CD や DVD に記録したデータは、長期間を経ると劣化する可能性があります。

格納先の種類

USB フラッシュ ドライブ

長所
  • USB フラッシュ ドライブは比較的安価であり、かなり大きなデータを格納できます。バックアップを格納するには、1 GB を超える容量のフラッシュ ドライブが必要です。

  • フラッシュ ドライブは、コンピューターとは別の場所 (耐火金庫など) に保管できます。

短所
  • システム イメージをフラッシュ ドライブに保存することはできません。

  • フラッシュ ドライブのサイズによっては、短期間で容量がいっぱいになり、古いバックアップを保持できない可能性があります。

格納先の種類

ネットワークの場所

長所
  • コンピューターがネットワークに接続されている場合は、ネットワーク上の共有フォルダーやドライブをバックアップの保存先にするとコンピューターの記憶域を使わずに済むため便利です。

短所
  • バックアップを保存できるネットワーク上の場所は、Windows 7 Professional、Windows 7 Ultimate、および Windows 7 Enterprise で動作するネットワーク コンピューター上の場所のみです。

  • Windows バックアップがネットワーク上の場所にアクセスできるように、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。お使いのコンピューターで、[コンピューター] フォルダーからネットワーク上の場所にアクセスでき、ユーザー名とパスワードが要求されない場合は、目的のコンピューターにログオンするためのユーザー名とパスワードを Windows バックアップのユーザー インターフェイスで入力します。お使いのコンピューターで、[コンピューター] フォルダーからネットワーク上の場所にアクセスできない場合は、目的のネットワーク コンピューター上にユーザー アカウントを作成し、そのアカウントのユーザー名とパスワードを Windows バックアップ ウィザードに入力する必要があります。

  • スケジュールによるバックアップを行うには、保存先となるネットワーク上の場所がバックアップの実行時に使用可能であることと、バックアップの設定時に指定したユーザー名とパスワードが実行時にもその場所に対して有効であることが必要です。

  • バックアップを保存したネットワーク上の場所に他のユーザーがアクセスできる場合、バックアップにもアクセスされる可能性があります。

  • システム イメージを作成する場合、Windows で保持されるのはシステム イメージの最新バージョンのみです。

バックアップの保存先を選択するとき、ウィザードによってコンピューターが検索され、使用できるすべての保存先の一覧が表示されます。目的の保存先が表示されない場合、考えられる理由としては次のようなものがあります。

  • 保存先が、テープ ドライブである。バックアップをテープに保存することはできません。

  • 保存先が、バックアップの対象となるドライブである。バックアップするディスク自体は保存先として指定できません。たとえば、ドライブ E: の内容をドライブ E: にバックアップすることはできません。

  • 保存先が、CD-ROM ドライブまたは DVD ドライブである。CD ドライブや DVD ドライブを使用してバックアップを作成することはできません。CD または DVD 書き込み用ドライブ (CD-R/CD-RW または DVD-R/DVD-RW ドライブとも呼ばれる) を使用する必要があります。

  • 保存先が、NTFS、FAT、またはユニバーサル ディスク フォーマット (UDF) (ライブ ファイル システムとも呼ばれる) 形式でフォーマットされていない。バックアップを保存できるのは、NTFS、FAT、または UDF ファイル システムを使用してフォーマットされているディスクのみです。詳細については、「ハード ディスクまたはパーティションを NTFS 形式に変換する」を参照してください。

  • 保存先が、Windows がインストールされているドライブ、またはシステム ドライブ (Windows でコンピューターの起動に使用されるドライブ。起動ドライブとも呼ばれる) である。

  • 保存先が、回復パーティションである。回復パーティションは、コンピューターの製造元が作成する特殊なパーティションであり、コンピューターが正常に動作しなくなったとき出荷時の状態に戻すためのファイルやツールが含まれています。

  • 保存先が BitLocker ドライブ暗号化でロックされている。BitLocker で暗号化されているドライブにバックアップを保存する場合は、先にそのドライブをロック解除する必要があります。