ファイル共有に関する重要事項


Windows 7 では、ドキュメント、音楽、写真、その他のファイルを自宅または勤務先の他のユーザーと従来よりも簡単に共有できます。

この記事では、ファイル共有を初めて使用するユーザーを対象に、ファイル共有が便利な理由や Windows 7 のファイル共有機能の概要を解説します。具体的な手順の詳細については、「他のユーザーとファイルを共有する」を参照してください。

ホームグループの概要: 自宅で簡単に共有

ホーム ネットワークでファイルを共有する一番簡単な方法は、ホームグループを作成するか、ホームグループに参加することです。ホームグループは、画像、音楽、ビデオ、ドキュメント、さらにプリンターを共有するコンピューターの集合のことです。ホームグループに参加するコンピューターは、Windows 7 を実行している必要があります。

ホームグループをセットアップしたり、ホームグループに参加したりする場合、共有するフォルダーやライブラリ、プライベートのままにしておくフォルダーやライブラリを Windows で指定します。Windows はバックグラウンドで動作して、適切な設定を切り替えます。共有ファイルを変更できるのは、ファイルの所有者が変更のアクセス許可を与えたユーザーのみです。ホームグループはパスワードで保護することもでき、このパスワードはいつでも変更できます。

ホームグループはすべての Windows 7 エディションで利用できます。ただし、Starter Edition と Home Basic Edition では、ホームグループへの参加のみ可能で、ホームグループの作成はできません。ドメインに参加しているコンピューターはホームグループに参加できますが、ファイルを共有することはできません。他のユーザーが共有を設定したファイルへのアクセスのみ行うことができます。

  • ホームグループは Windows Server 2008 R2 では利用できません。

すべてのユーザーまたは一部のユーザーと共有する、または共有を行わない

ホームグループは、音楽や画像などを自動的に共有するための手軽で便利な方法ですが、自動的に共有されないファイルやフォルダーについて、または職場にいるときは、どう対処すればよいのでしょうか。

ここで、新しい [共有] メニューが役に立ちます。

[共有] メニューの画像
[共有] メニュー

[共有] メニューを使用すると、個々のファイルやフォルダーを選択して、他のユーザーと共有できます。このメニューに表示されるオプションは、選択した項目の種類とコンピューターの接続先のネットワークの種類によって変わります (使用しているネットワークの種類がよくわからない場合には、「ドメイン、ワークグループ、ホームグループの違い」を参照してください)。

最も一般的なメニュー オプションは、次のとおりです。

  • [なし]: 自分だけがアクセスできるように項目をプライベートにします。

  • [ホームグループ (読み取り)]: 項目を読み取り専用のアクセス許可でホームグループで共有します。

  • [ホームグループ (読み取り/書き込み)]: 項目を読み取り/書き込みのアクセス許可でホームグループで共有します。

  • [特定のユーザー]: ファイルの共有ウィザードを開いて、共有する特定のユーザーを選択できます。

  • ファイルやフォルダーを共有しておらず、共有相手として [なし] を選択した場合には、共有を停止することになります。しかし、問題はありません。ファイルやフォルダーは初期状態では共有されていないからです。この場合、ファイルの共有は行わないままにすることを確認したことになります。

アクセス許可の目的

Windows では、ファイルを参照できるユーザーだけでなく、共有相手が実行できる操作も指定できます。これを共有アクセス許可といい、次のような 2 つのオプションがあります。

  • [読み取り]: "参照できるが、操作はできない" というオプションで、共有相手はファイルを開くことはできますが、変更または削除はできません。

  • [読み取り/書き込み]: "すべての操作が可能" というオプションで、共有相手はファイルを開き、変更、削除できます。

共有している内容

Windows 7 では、Windows エクスプローラーの詳細ウィンドウを確認することによって、共有しているものを簡単に見分けることができます (Windows エクスプローラーを開くには、[スタート] ボタン [スタート] ボタンの画像、ユーザー名の順にクリックします)。

ファイルまたはフォルダーをクリックします。ウィンドウの下部の詳細ウィンドウに、共有の有無と共有する相手ユーザーが表示されます。

Windows エクスプローラーの詳細ウィンドウの画像
Windows エクスプローラーに、自分が共有しているファイル、および他のユーザーが自分と共有しているファイルが表示されます。

パブリック フォルダー共有

[共有] メニューでは、Windows 7 で最も簡単に項目を共有できますが、また、別のオプションもあります。パブリック フォルダーです。

パブリック フォルダーはドロップ ボックスのようなものと考えることができます。ファイルやフォルダーを 1 つのフォルダーにコピーすると、コンピューター上の他のユーザーやネットワーク上のユーザーがすぐにそれらのファイルやフォルダーにアクセスできるようになります。

パブリック フォルダーは各ライブラリに含まれています。パブリック フォルダーには、パブリックのドキュメント、パブリックのミュージック、パブリックのピクチャ、パブリックのビデオなどがあります。パブリック フォルダー共有は既定で無効になっています (ホームグループ上を除く)。パブリック フォルダー共有を有効にする手順については、「他のユーザーとファイルを共有する」を参照してください。

パブリック フォルダーの画像
パブリック フォルダーは Windows ライブラリに含まれています。

パブリック フォルダーを使用する利点は何でしょうか。

複数のユーザーと一時的にドキュメントやその他のファイルを共有する場合、パブリック フォルダーは手軽に使用できます。また、フォルダー内にあれば共有されていることがわかるため、他のユーザーとの共有内容を把握する方法としても便利です。

短所は何でしょうか。他のユーザーがパブリック フォルダー内の一部のファイルだけを表示できるように制限できないことです。すべてのファイルを表示できるか、まったく表示できないかのどちらかになります。また、アクセス許可を微調整することもできません。ただし、それが重要な考慮事項でない場合、パブリック フォルダーは共有方法の代案として便利です。

記事 ID:MSW700052



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