インターネット接続が遅い理由を調べるには



この情報は、Windows Internet Explorer 7 および Windows Internet Explorer 8 に適用されます。

本来は高速なインターネット接続であっても、ときには非常に低速になることがあります。ここでは、どのような問題が発生する可能性があるかを整理して、これらの問題への対処方法を解説し、インターネット接続の速度を最大限に高めるための方法を紹介します。

使用している接続の種類による差異

使用しているインターネット接続の種類は、接続速度を左右する最も重要な要素です。家庭からインターネットに接続する最も一般的な方法は、ダイヤルアップ、DSL、およびケーブルの 3 種類です。選択できる場合は、通常はケーブルが最も高速ですが、DSL とケーブルはどちらもダイヤルアップより高速です。

多くのインターネット プロバイダーは、光ネットワーク上で光を使用してインターネットに接続する、光ファイバー サービス (FiOS) も提供しています。ご自宅では、銅線を経由してコンピューターを接続しているかと思います。FiOS による利点は、DSL やケーブルなどの従来の銅線接続よりも高速であることです。一部のインターネット プロバイダーは、お住まいの地域に応じてさまざまな選択肢を用意しており、人口の多い市街地では FiOS が利用できます。詳細については、ご利用の電話会社、またはインターネット プロバイダーに問い合わせてください。

ダイヤルアップ接続を使用する場合は、インターネット速度を最大限に高めるためのいくつかの方法があります。1 つ目に、最も高速なモデムを使用してください。現在の最も高速なモデムは、56 Kbps の速度でデータを送受信できます。最高速度の 56 Kbps をほぼいつでも持続させることは難しいですが、電話回線の状態が良好であれば、45 ~ 50 Kbps 程度の速度を得ることは可能です。

2 つ目に、電話回線の状態が良好であることを確認してください。家庭または職場の電話回線が古い場合や劣化している場合は、漂遊信号や他の電話回線からの漏話を拾う可能性があります。このような状況では、モデムは妨害を受けずに転送できるまで同じデータを繰り返し送信する必要があるため、インターネット接続の速度が低下します。電話回線の損傷やほつれがないこと、または電話回線が電源コードや他の電話ケーブルにからまっていないことを確認してください。通話中に雑音が聞こえる場合は、電話会社に連絡して、屋内外の電話回線の状態が良好かどうか点検してもらうことをお勧めします。

コンピューターの問題: スパイウェア、ウイルス、その他のプログラム

コンピューターの状態が正常かどうかは、インターネット接続に影響を与えることがあります。 スパイウェアとウイルスは確実に問題を引き起こしますが、インターネット接続の速度は、アドオン プログラム、コンピューターのメモリ容量、ハード ディスクの容量と状態、および実行しているプログラムによっても影響されます。

インターネットのパフォーマンスを低下させる 2 つの主な原因は、スパイウェアとウイルスです。スパイウェアは、ブラウザーを妨害してインターネット接続を独占することにより、システムの速度を低下させることがあります。スパイウェアは、ユーザーのインターネット使用状況とキー入力状況を監視することで、さらなる遅延を引き起こします。複数のスパイウェア プログラムが同時に実行されている場合は、この問題はさらに悪化します。この問題があまりに深刻になると、接続が完全に失われることもあります。インターネットのパフォーマンスを回復するには、スパイウェア対策プログラムを定期的に実行して、コンピューターに侵入したスパイウェアを削除してください。詳細については、「スパイウェアおよびその他の望ましくない可能性のあるソフトウェアをスキャンする」を参照してください。

コンピューター ウイルスも、インターネットのパフォーマンス低下の原因となることがあります。コンピューターがウイルスに感染すると、そのウイルスは、電子メールを介して自己のコピーを送信することにより自己を増殖しようとするコンピューター コードをインストールします。一部のウイルスは、1 分間に数百通の電子メール メッセージを送信して増殖するため、コンピューターの処理能力やインターネット接続の帯域幅がほとんどすべて占有されます。 多くの場合、ウイルスは明白な兆候なく活動するため、ウイルス対策ソフトウェアを常時実行しておくことをお勧めします。ウイルスへの対処の詳細については、「ウイルス: よく寄せられる質問」を参照してください。

ブラウザー アドオンもパフォーマンス問題の原因となります。ブラウザー アドオンとは、通常はブラウザーのツール バーに表示されるマルチメディア アドオンや検索バーなどのプログラムのことです。多くのブラウザー アドオンは、マルチメディア機能を提供したり、特殊なドキュメントを表示可能にしたりして、ブラウザーの機能を拡張できます。しかし、一部のアドオンはインターネット接続の速度を低下させることがあります。アドオンがパフォーマンスを低下させていると思われる場合は、アドオンを無効にしたモードで Internet Explorer を起動してみてください。アドオンはそのセッションでしか無効になりませんが、これによりパフォーマンスが向上する場合は、アドオンの管理を使用して完全に無効にすることもできます。Internet Explorer からアドオンの管理にアクセスするには、[ツール] ボタンをクリックし、[アドオンの管理] をクリックします。詳細については、「ブラウザー アドオンはコンピューターにどのような影響を与えますか」を参照してください。

すべてのコンピューター プログラムと同様に、Internet  Explorer を効率的に実行するには、一定のコンピューター処理能力、メモリ、およびディスク領域が必要です。表示するすべての Web ページは、まずメモリにダウンロードされてから、一時ディスク ファイルに保存されます。大量のメモリとコンピューター処理能力を消費する別のプログラムを実行している場合は、Internet Explorer との競合が発生して動作が遅くなる可能性があります。インターネット接続が低速なときに、他のプログラムが実行されている場合は、これらのプログラムを閉じてみてください。複数のプログラムを実行する必要がある場合は、コンピューターのメモリ容量を増やしてください。ディスク領域が不足している場合も、パフォーマンスの問題が生じることがあります。Internet Explorer の一時ファイルを削除することで、ディスク領域を増やすことができます。一時ファイルの削除方法については、「Web ページの履歴を削除する」を参照してください。

場合によっては、Internet Explorer の設定の変更によって、Internet Explorer の機能に影響が生じることがあります。Internet Explorer は、既定の設定にリセットできます。 詳細については、「Internet Explorer 8 の設定のリセット」を参照してください。いったん Internet Explorer の設定をリセットすると元に戻せません。リセットする前に影響を受ける設定の一覧を読んでおく必要があります。

接続速度に影響を与える外部要因

残念ながら、ユーザー側では制御できない事象や状況も存在します。高速な接続を使用している場合でも、Web サイトの混雑やコンピューター ウイルスの拡散によってインターネット全体の速度が低下することがあります。人気のある Web サイトは、ユーザーのアクセスが集中してパンク状態になることがあります。たとえば、テレビの CM である Web サイトが紹介された場合、多くのユーザーがそのサイトに同時にアクセスしようとすることが考えられます。 その Web サイトがこれらのアクセスに対応できない場合は、サイトの反応が遅くなることがあります。

コンピューター ウイルスの大規模感染が発生している場合は、インターネットの速度が低下する可能性があります。多くのウイルスは、コンピューターに数百から数千ものウイルスのコピーを送信させることで拡散します。この結果、インターネットの速度が大幅に低下することがあります。ウイルスの大規模感染が現在発生しているかどうかを確認するには、ウイルス対策ベンダーの Web サイトまたは「セーフティとセキュリティ センター」にアクセスしてください。

インターネットが局地的に混雑している場合も、接続速度が通常より低下することがあります。これらの速度低下は、多くのユーザーがインターネットに同時に接続しようとしたときに発生し、ほとんどの場合は、学校から帰宅した生徒がインターネットに接続しようとする放課後などのピーク時間帯に発生します。

企業ネットワークに接続している場合は、一般的なネットワーク サーバーやプロキシ サーバーを使用することで、インターネットのパフォーマンスが影響を受けることがあります。ほとんどのネットワーク管理者は、インターネットの使用状況を監視して、ピーク時間帯に大きなファイルをダウンロードするなどの操作を制限しようとします。インターネット アクセスの速度がときどき遅くなる場合は、そのことについてネットワーク管理者に相談するとよいでしょう。